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「いちご」から「さくら」へ。世間はそんな雰囲気ですね。露地物のいちごはこれからが旬ですが、ハウス栽培は昨年末から3月くらいまでが最盛期のようです。甘さが特化した品種が多く出てきていますが、私は酸味が感じられるものの方が好きです。
昔話になりますが、小さい頃に食べたいちごの思い出…いちごを潰す専用スプーンがあり、自分の器にいちごを何個か入れ、お好みで潰して砂糖を適量ふり、牛乳をかけて作るいちごミルク。砂糖や牛乳の量で、家族それぞれの味の好みが現れます。
今は、砂糖の甘みや乳のコクがなくても、そのまま食べて美味しいいちご。でも甘酸っぱさにひと手間かけると、またそれは美味しいスイーツになります。先月のいちごクラスで作って冷凍してあった米粉のココアスポンジがあったので、グラスデザートを作りました。
玄米フレーク・水切り豆乳ヨーグルトと濃縮甘酒ペーストで作ったクリーム・スポンジ・いちごを2段重ねました。上から下まで一気にすくって食べる。口の中で広がる甘みと酸味、春の味です。
埼玉県さいたま市生まれ、農家の家に育ち、新鮮野菜に囲まれながら育つ。大学卒業後、会社員として働きながら、マクロビオティックや野菜料理・スイーツを教室通いや独学で学び続ける。
2008年「旬菜工房くるみ」料理教室を立ち上げ、自身の教室運営の傍ら、主にさいたま市内を拠点に外部(生協・公共施設等)講師としても活動中。