さてさて、悲劇の夜が終わり、朝がきました。
マネージャーさんが、付き添いのための通訳の人を派遣してくれました。
送迎車で病院へ。
中山付近にある馬偕(マッカイ)記念病院。
病院に着くと、すぐに写真とレントゲン、それから破傷風の注射を打ち、
ストレッチャーに乗せられ、上の階へ。
傷口の縫合の後、どこまでの治療を望むかを聞かれる。
連休の日本に帰っての治療は無理なので、できるところまでやってもらうことに。
病院の入り口付近に、急患の状態が表示されており、上に表示されているのが
私のことなんですが、治療がどれくらい時間がかかっているか、後どれ位
時間がかかるのかがわかります。
治療時間は2時間弱程度でした。
ホテルの客として連れてこられたせいか、待ち時間もなく、
ものすごくスムーズだった印象です。
ほとんど個室のようなところにはいかず、広い廊下の、あっちの通路で縫合、
こっちの通路で治療、というような、診療室かもしれないけど開けっぴろげの場所で、
ほとんどプライバシーはない感じではありましたが、iphoneみたいな機器で
直接写真を撮って紙媒体はほとんど使わず、日本の医療機関よりテキパキしてる
ように思いました。
台湾はバイクが多く、交通事故も相当数ありそうで、入り口付近に血まみれの人が
ストレッチャーに乗せられたまま放置されていたり、警官と交通事故当事者、家族が
まとまって話し合いをして合議して、加害者と被害者がハグしたり、握手して別れたり、
とか、日本ではちょっと見ない光景が広がっていたよ、と姉の弁です。
この時、付き添ってくれた若くて華奢で美人の通訳さんは、ものすごく優しく親切で、
私が手術や治療を受けている間、ずっと手を握ってくれていたり、言葉をかけたり
励ましてくれるんです。
本当に自分のこと以上に心配してくれるというか、近頃、こんなに親身に
接してもらったことあるかなというくらいの優しさです。
実は私、通常は人との握手とか、手をつなぐとか、全然好きじゃないんですが、
この方には結構キュンとさせられました。
やっぱり高級ホテルのトラブル対策課から派遣されてくるだけはあるというか、
凄腕さんです。
裁判沙汰になりかねないトラブルも、こんな人がきたら、イチコロ☆
まあホテルはこんなにまでしてくれてるんだし、、という気になりそうな優秀さです。
***
さて、応急処置が終わり、傷口を縫い合わせてもらったので、出血も止まり、
緊急帰国の必要もなくなり、ちょっと安心。
ホテルに送迎してくれる車と通訳さんには、ここで別れ、病院の待合で待って
くれていた家族と一緒に、ブラブラ散歩しながら、食事するところを探すことにします。
行ってみたかった朝市も、もう終わっているけど、台北中心街の雑踏を味わいたい。
え?食事できるの?
なんて言わないでください。
お腹は減るんです。
悲しいなぁ、、。
旨いもんたらふくツアーが、断食ツアー???
そんなことはありません!!!
次回は、多少なり台北グルメを楽しませていただきます☆
まだ続く。
料理好きで、自宅で食事会を開いていた時、某先生と出会い、お菓子の世界にはまりました。
現在は、プロシェフの講座などで勉強を続けながら、技術を磨いています。